キツネノスガオ ─飾らない日々と本音─

日常と、思考の整理。なんでもない、ただの感想も。

本当になりたいもの

 

ねぇ、わたしは、刺激的なものに触れたい。

 

それでもお上品でいられる?

 

 

福岡で育ったからかな、やっぱり、胸にグッとくるような、

熱くなって、惹き込まれるような、

そんな魅力的なものが大好きなの。

 

 

大人になるにつれて、

真面目に生きようとした。

 

わたしには到底不釣り合いな人と結婚した。

(わたしがマイナスな存在なだけかもだけど)

 

救われたし、もうバカな真似はできないと思った。

 

 

高価なものとか、上質なものを知った。

そういうものが似合う人間になれたらいいなと思った。

 

 

数年前、神戸に引越した。

この街のことは大好きだ。

だから、それが似合うような上品な人になろうとした。

 

 

子どもが生まれた。

より一層真面目に、上品に、ちゃんとした大人として生きなければと思った。

 

 

 

だけどね、どうしても、本当にどうしても、

心の底からそういう人になることを望むことができない。

 

お酒飲んで酔っぱらってただ笑ってた

あのどうしようもない日々が

一番生きてるって感じがしてた。

 

 

今は、そんな同じようなことがしたいわけじゃない。

 

そうじゃなくて、もっと、

大人でもこう、グッと高揚できるような、

静かに気持ちが盛り上がるような、

しっとりと堪能できるような、

そんなことをしたい。

 

お酒とか、男女のどうこうとかではなくて、

そういうのじゃなくて、

 

表現、かな。

動画とか、ものづくりとか、そういうので……

 

 

んんん、よく分からないけど、

そういう自分で生きていたいの。

 

 

そんな気持ちが、どうやっても消せない。